赤羽の地価とハザードを並べたら、4年で+13.4%という上昇率の裏に最大1.75mの浸水想定が出てきた。利便性の数字と地形の数字は別物だ。冷静に切っていく。

📋 【ガチ得】この街を検討する際の重要チェックリスト

国土交通省等の一次データから算出した、赤羽駅周辺のリスクとコストの要確認ポイントです。不動産屋に行く前にご確認ください。

👉 タップしてチェックシートを開く
  • 想定最大浸水深1.75m(リスク「中」)に対し、1階居住以外の垂直避難動線を確保できるか?
  • 地形分類「砂州・砂礫州」による液状化リスクに対し、新築時の地盤改良費を予算に織り込んでいるか?
  • 地価85万円/㎡(坪約281万円・+13.4%(2020→2024の4年間))の裏にある将来の防災コストを上乗せして許容できるか?

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赤羽の洪水リスク|想定最大浸水深1.75m

赤羽は荒川の近くにあり、駅周辺は荒川の洪水浸水想定区域に含まれる。

赤羽駅地点の洪水リスクは「中」。想定最大浸水深は1.75mと出ている。

これは大人の首付近まで水が来る深さだ。床上浸水で1階の生活は機能しなくなる。1.75mに達すれば1階からの外への避難は極めて困難になる計算だ。

ただし前提を外してはいけない。この1.75mは1000年に1回クラスの「想定最大規模降雨」を入れたシミュレーションだ。確定した未来ではなく、極端な前提での上限値になる。

対策は動線で考える。寝室と避難動線は上階に置く。1階居住なら垂直避難の経路を確保しておく。これで浸水時の選択肢が残る。

※洪水は想定最大規模降雨時の浸水深。実際の浸水は降雨条件により異なります。

赤羽の液状化リスク|地形分類「砂州・砂礫州」

赤羽の地形分類は「砂州・砂礫州」で、やや液状化しやすいと評価されている。

砂州・砂礫州は砂や砂礫が水際に積もってできた地形だ。地下水位が高く、砂の粒がそろった層は、強い揺れで水と砂が分離しやすい。これが液状化の起きる仕組みになる。

「やや」という評価のとおり最高ランクではない。だが砂質地盤という性質は地形分類に表れている。購入を考えるなら地盤改良の要否を確認しておきたい。

※液状化は微地形区分に基づく発生可能性の参考評価です。実際の挙動は建物構造や地下水位により異なります。

地価から見た赤羽|坪約281万円・4年で+13.4%

赤羽の地価は85万円/㎡。1坪換算で約281万円になる(3地点の平均)。

推移は2020→2024の4年間で+13.4%。土地としての需要が落ちていないことを示す数字だ。地価上昇は利便性が高く人気である裏返しでもある。

ただしこの85万円/㎡は公示地価(地点データ)の平均にすぎない。実際の売買価格や個別物件すべてに当てはまる値ではなく、目安として見るべき数字だ。3地点という標準地の少なさも誤差として残る。

地価が上がる土地で、浸水1.75mと砂州の地盤が同居している。赤羽は防災や地盤への初期投資を織り込むべきエリアと言える。立地の値段だけでなく、地形のコストを足して判断する場所だ。

※地価は国土交通省 地価公示の住宅地の平均値(駅前商業地は除外)です。

まとめ

地価13.4%上昇の土地に浸水1.75mが同居している。

砂州地盤のコストは坪281万円に含まれていない計算だ。

俺なら地盤改良と上階を込みで買う一択。

📖 データの読み方ガイド

  • 洪水(想定最大浸水深):想定最大規模降雨時に駅地点で想定される浸水深(メートル)。実際の浸水は降雨条件により異なります。
  • 液状化:微地形区分(地形分類)に基づく液状化発生可能性の参考評価です。
  • 地価:駅周辺の住宅地の公示地価を平均した値です(万円/㎡・1坪換算も併記)。家賃や建物代は含まない、土地だけの値段です。推移は過去の公示地価の変化率です。

出典:国土交通省 ハザードマップポータル/不動産情報ライブラリ(地価公示)

📋 データについて

  • 洪水・液状化:国土交通省 ハザードマップポータルサイト/不動産情報ライブラリ(想定最大規模・駅地点判定)。
  • 地価:国土交通省 地価公示(住宅地)。

本記事のデータは公的機関の一次資料に基づいています。最新情報は各公式サイトでご確認ください。