越谷と地価が近い街を並べて、ハザードを重ねた。地価は19〜22万円/㎡に収まったのに、洪水深は0mと1.75mで開いた。地価が同じでも、水との距離はそろわなかった。

越谷と同じ地価帯の駅を客観比較した。土地の値段だけ見ると、どれも横一線に見える。だが地形を重ねると別の顔が出た。

駅名地価(万円/㎡・坪単価)洪水リスク洪水深(m)液状化傾向(地形)新宿まで
越谷21万円/㎡(1坪約69万円・3地点)1.75mやや液状化しやすい(後背湿地)55分
20万円/㎡(1坪約66万円・5地点)なし0m液状化しにくい(ローム台地)52分
海老名22万円/㎡(1坪約73万円・1地点)1.75mやや液状化しやすい(後背湿地)52分
松戸22万円/㎡(1坪約73万円・6地点)なし0mやや液状化しやすい(砂州・砂礫州)45分
八王子19万円/㎡(1坪約63万円・7地点)なし0m液状化しにくい(ローム台地)52分

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 地価公示(2024年)・ハザードマップポータル

📖 データの読み方

  • 地価:駅周辺の住宅地の公示地価を平均した値です(万円/㎡)。家賃や建物代は含まない、土地だけの値段です。
  • 洪水リスク:想定最大規模降雨時の浸水深(メートル)。3m超は2階以上の浸水を想定します。
  • 液状化:微地形区分に基づく液状化の起きやすさの参考評価です(埋立地・後背湿地などで高くなります)。
  • 通勤時間:新宿まで乗車+乗換の時間です(NAVITIME・家から駅までの徒歩は含みません)。同じ地価帯でも通勤時間で生活コストの傾きが変わります。

越谷駅の地価とハザード

越谷は21万円/㎡、1坪約69万円。地価帯は5駅の真ん中だ。洪水深は1.75m。大人の胸の高さを超える水が想定されている。後背湿地で液状化もやや起きやすい。地価の数字には水のリスクが乗っていない。

海老名の地価とハザード

海老名は22万円/㎡で最上位。だが洪水深1.75m、後背湿地と、越谷とほぼ同じ顔だ。地価は越谷より高いのに、水との距離は変わらない。調査地点は1地点のみ。誤差は大きい。目安として見る。

柏の洪水リスク

柏は20万円/㎡。越谷より1万円安いだけ。だが洪水リスクはなし、洪水深0m。ローム台地で液状化もしにくい。地価が近いのに、地形は別物だ。

松戸の液状化

松戸は22万円/㎡で海老名と同額。洪水なし・0m。新宿まで45分で5駅最短だ。ただし砂州でやや液状化しやすい。水害は遠いが、揺れには注意が要る。

八王子の地価

八王子は19万円/㎡で5駅最安、1坪約63万円。洪水なし・0m、ローム台地で液状化しにくい。安くて水に強い土地だ。新宿まで52分。通勤の遠さがその安さに乗っている。

並べて見えたのは一点だ。地価は2万円差に収まる。だが洪水深は0mと1.75mに開く。地価だけでは水のリスクは読めない。

まとめ

地価2万円差で、洪水リスクは0mと1.75mに開く。

最高値の海老名が最もリスクの高い計算だ。

俺なら水害ゼロ・最安の八王子一択。

📋 データについて

  • 地価:国土交通省 地価公示(令和6年)/不動産情報ライブラリ。住宅地の地価公示の平均値(駅前の商業地は比較から除外)。
  • 洪水深:国土交通省 ハザードマップポータルサイト/重ねるハザードマップ(想定最大規模降雨)。実際の浸水は降雨条件により異なります。
  • 液状化・地形分類:国土交通省 不動産情報ライブラリ(微地形区分)。
  • 通勤時間:NAVITIME 経路検索(乗車+乗換・家から駅までの徒歩は含まない参考値)。

各データは公的機関の一次データをもとにした参考値です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。